陶器のみよしの窯 | カップ・お皿 | 新潟県長岡市
作品づくりに入る前に土を練ります。土練りには荒練りと菊練りがあり、荒練りで土の内側と外側に含まれている水分を均一にし、土の固さを調節します。次に、荒練りした土をさらによく練り、中の空気を抜きます。粘土を少しずつ回転させながら練る方法で、練ったあとが菊の花のように見えるので菊練りといいます。 |
紐状の土を積み重ねて手回しろくろの上で形を作っていきます。特に高い技術は必要とせず、作り手によって様々な味わいのある作品ができます。 |
ろくろひきは回転する円盤の遠心力を利用して形を作る方法です。 作りたい作品の大きさに合わせて両手で土を引き上げ、指や手のひらを使って形を作ります。 |
成形が完了した作品を自然乾燥させます。水分を完全に乾燥させないと、作品にヒビが入ったり、割れてしまいます。天候、大きさにもよりますが、三日〜一週間かかります。 作品が乾燥したら、700〜800度の温度の窯で、約8時間焼き、焼きあがったら紙ヤスリをかけて表面をきれいにします。 |
下絵をつけ終わったら釉薬をかけます。釉薬をかけることで、作品の水漏れを防ぎ、強い作品に焼き上げることができます。また汚れもつきにくくなり、装飾効果もあります。釉薬のかけ方によって様々な変化を楽しむことができます。 |
窯の温度を1200度前後まで上げ、約14時間かけて焼きます。 ※焼き終わった後、絵の具を使い上絵をつけます。細かい線などをつけることができ、引き立った作品になります。 絵付けの後に、700〜800度くらいの低温で焼き上げます。 |
充分に冷ましたら完成です。 完成までに日数はかかりますが、時間を掛けた分だけの喜びと感動があります。あなたも是非体験してみてはいかがですか。 |